「近所に仕事に来て、材料が余っているから安く修理しますよ。」
「親方に内緒で安く修繕しますよ。」
「アンテナが倒れているからおろしてあげますよ。」
とにかく悪徳業者は、屋根に上がりたくてしょうがないのです。
あがってしまえばこっちのもの。見えないのをいいことに自分でズラしたり割ったり、さも最初からのふりをして仕事にしていきます。
「一部分の修繕では直らないですね。全体を工事しないと。」
「この瓦はもうだめだから全部取り替えないといけないです。」
「早くしないと腐ってたいへんなことになる。」
話だけ聞いてその場はやり過ごしましょう。親戚に瓦屋さんが居るとか、娘のだんなが瓦屋ですとかいってください。私はいつでも親戚でも婿にでもなります。
点検以来の電話で「近くを工事しているものだけれど、屋根の上から見るとお宅の瓦がズレている。
割れているのもあるからすぐに修理しないと雨漏りがしてたいへんなことになる。」
そういわれたので心配なので点検してください。
屋根に上がって点検してみるとなんでもない。こんなことは本当によくある話です。
私にはズレたり割れたりしているのを下から見たり、ましてや近所の屋根から見て発見するような芸当はできません。腕が未熟だからでしょうか。
瓦取替え工事をしていたら隣の方が「うちも数年前取替え工事をして200万円かかった。 300万円の取り替え工事をこの近所のモデルケース物件にする代わりに200万円にまけてくれた。」とのこと。
私が今工事している家は同じくらいの大きさで、80万円で請け負っていました。100万円まけてもボッタクリもいいところでしょ。
モデルケース物件が曲者で、実際によそのお客さんが見に来たり、チラシに写真が載ったりする事はなかったそうです。
さすがに隣のお客さんには
「こちらの工事80万円でやってます。」
とは言えませんでした。気の毒すぎて。
瓦屋根診断技士の免許を持っています。これは技術面のかわら葺き技能士と知識面の屋根工事技士の両方の資格がないとなれません。
診断技士ですから、工事の必要がないものは、ない、とはっきり言います。
某悪徳診断士は何でもなくても
「もう瓦がだめです。取り替えないといけません。」
これでは診断ではありません。ヤブ医者にご注意。